語数:30,033、YL:5.0
ムーミンシリーズ。子供の頃に日本語版(講談社文庫のやつ)を読んだことがあるはずだけど、内容を全然覚えていなかった。改めて読むとキャラクターの性格が思ってたのと結構違うのが面白い。ムーミンは優しい性格のイメージだったけど、本作では結構やんちゃな男の子、という感じ。一方、スニフはなぜか嫌なキャラというイメージだったけど、本作では体の小さい子供で、精神的にもあどけない感じに描かれていてかわいかった。
ちなみに、YL5なんだけど、同レベルのDarren Shanより読みにくかった。これは、出来事に対してそれに費やす文章量の比率の影響が多いと思う。
何を言っているかというと、日本語でも英語でも、起きている出来事に対して、それを描写するのに費やす文章量が多い方が、多くの単語から情景を想像できるので読みやすいと思っている。
で、本作はというと、出来事に対して、描写に費やす文章量があまり多くない。それで、わからない単語が一つあるとそのシーンの理解度がかなり落ちる感覚があって、読みにくく感じた。また、個性的なキャラクターたちの行動の予測が難しいのも難しく感じる要因かも。
昔読んだ懐かしさもあって楽しく読めたので、もう少しムーミンシリーズを読もうかな。